相談事例Q&A
19 その他
土地の購入を検討しています。しかしながら、当該土地には抵当権が設定されておりますし、最近仮差押が設定されました。 売主は誠意をもって対応してくれているのですが、私にはどんなリスクがありますか。
抵当権が設定されている土地でも、仮差押えの登記がされている土地でも、購入すること自体はできます。
しかしながら、抵当権が実行された場合には、土地が競売され、相談者が土地の所有権を失うリスクがあります。
また、仮差押えをした債権者が、売主に対する訴えを提起し勝訴した場合には、土地に対する強制執行がなされ、相談者が土地の所有権を失うリスクがあります。
このように、抵当権が設定されている土地、仮差押えの登記がされている土地につきましては、土地の所有権を失うリスクがありますので、購入する前に各登記を抹消した方が良いでしょう。
- 監修:善利法律事務所 善利 友一 弁護士